スケール/スマット/デスマット
電気めっき及び関連処理用語において、”c) 研磨及び前処理”に分類されている用語のうち、『スケール』、『スマット』、『デスマット』のJIS規格における定義その他について。
亜鉛メッキ、ニッケルメッキ、クロムメッキ、クロメート処理等、金属材料のメッキ加工(めっき加工)などに関する主な用語として、電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)において、”c) 研磨及び前処理”に分類されている電気メッキ関連処理用語には、以下の、『スケール』、『スマット』、『デスマット』などの用語が定義されています。
電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)
⇒【 c) 研磨及び前処理 】
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > c) 研磨及び前処理
番号: 3025
用語: スケール
定義:
変色(※1)と呼ぶ表面皮膜より、厚い密着性のある酸化皮膜。
対応英語(参考):
scale
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > c) 研磨及び前処理
番号: 3026
用語: スマット
定義:
鉄鋼などの酸洗において、酸洗過多となった場合や、アルカリ溶液でアルミニウム合金の酸化皮膜を除去したときに生じる微粉末状の黒色物質。
対応英語(参考):
smut
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > c) 研磨及び前処理
番号: 3027
用語: デスマット
定義:
スマットを除去する操作。
対応英語(参考):
desmut
(※1)
変色とは、メッキ処理の用語においては、環境などによって、めっき面が本来の色調を失う現象のことをいいます。