沈殿法/沈降分離装置/シックナ,濃縮装置
電気めっき及び関連処理用語において、”g) 排水処理”に分類されている用語のうち、『沈殿法』、『沈降分離装置』、『シックナ,濃縮装置』のJIS規格における定義その他について。
亜鉛メッキ、ニッケルメッキ、クロムメッキ、クロメート処理等、金属材料のメッキ加工(めっき加工)などに関する主な用語として、電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)において、”g) 排水処理”に分類されている電気メッキ関連処理用語には、以下の、『沈殿法』、『沈降分離装置』、『シックナ,濃縮装置』などの用語が定義されています。
電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)
⇒【 g) 排水処理 】
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > g) 排水処理
番号: 7016
用語: 沈殿法
定義:
排水中に懸濁している微粒子を重力によって沈降させて処理する方法。
対応英語(参考):
precipitation
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > g) 排水処理
番号: 7017
用語: 沈降分離装置(※1)
定義:
希薄なスラリを水平に流し、固形分を重力によって沈降させ、分離させる装置。
対応英語(参考):
precipitater
分類: 電気めっき及び関連処理用語 > g) 排水処理
番号: 7018
用語: シックナ,濃縮装置
定義:
沈降分離装置のうち、スラリ中の固形物を沈降させ、濃縮することを目的とした装置。
対応英語(参考):
thickener
(※1)
沈降分離装置については、その試験方法に関して以下のJIS規格があります。
JIS B 9941
沈降分離装置の試験方法
この規格では、廃水又は汚泥中の固形物及び懸濁物質を重力によって沈降分離除去又は濃縮するため、その状態で沈降を行わせる沈砂池、自然沈殿池及び廃水又は汚泥に凝集剤、凝集助剤を加えて懸濁物質を凝集させ、粒子の沈降性を改善させたり、沈降スラッジと接触させて、沈降性を向上させる凝集沈降装置、濃縮装置などの使用状態における性能を把握するために必要な試験項目及び試験方法について規定されています。