亜鉛メッキ,ニッケル,クロム,金属,加工,記号,方法等-JIS用語

 

ふくれ,膨れ/はく離/バーンオフ



電気めっき及び関連処理用語において、”h) 試験及び検査”に分類されている用語のうち、『ふくれ,膨れ』、『はく離』、『バーンオフ』のJIS規格における定義その他について。

亜鉛メッキ、ニッケルメッキ、クロムメッキ、クロメート処理等、金属材料のメッキ加工(めっき加工)などに関する主な用語として、電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)において、”h) 試験及び検査”に分類されている電気メッキ関連処理用語には、以下の、『ふくれ,膨れ』、『はく離』、『バーンオフ』などの用語が定義されています。

電気めっき及び関連処理用語(JIS H 0400)
⇒【 h) 試験及び検査 】


分類: 電気めっき及び関連処理用語 > h) 試験及び検査

番号: 8019

用語: ふくれ,膨れ

定義:
めっき層の一部が素地又は下地層を密着しない状態。

対応英語(参考):
blister


分類: 電気めっき及び関連処理用語 > h) 試験及び検査

番号: 8020

用語: はく離

定義:
めっき層が素地又は下地からはがれる現象。

対応英語(参考):
peeling


分類: 電気めっき及び関連処理用語 > h) 試験及び検査

番号: 8021

用語: バーンオフ

定義:
無電解めっき
(※1)した後に電気めっきをするとき、過大な電流密度の通電又は電気的接触面積の不足によって、非導電性下地から無電解めっき皮膜がはく離、消失してしまう現象。
焼け抜けともいう。

対応英語(参考):
burn-off


(※1)
無電解めっき(無電解メッキ)とは、外部電源を用いずに、金属を化学的に還元析出させるメッキ処理の方法です。
無電解めっき(無電解メッキ)には、以下などのJISがあります。

JIS H 8645
無電解ニッケル−りんめっき

JIS H 8646
無電解銅めっき